愛用カメラのはなし(S型ニコン)
はじめまして。Mozukuと申します。
私はNikon S3やSPのオリジナルブラックをメインに使用し、主に海外でスナップや風景写真を撮影をしています。
2019年にはモンゴルやネパールでのトレッキングにもこれらのカメラを持って行きました。
今回はそんなS型ニコンの魅力をお伝えしたいと思います。
メインカメラとして使用している大まかな理由は下記の通りです。
- 機材一式をコンパクトにできる
- ボディの堅牢性
- チタン製のシャッター幕
- ブラックペイントがかっこいい
まず1つ目から、
S型ニコンはレンジファインダーカメラのため、一眼レフ等に比べてミラーボックスがない分ボディが薄く、レンズも非常にコンパクトなものが多いです。
通常海外遠征の際には、ボディ2つとレンズを3〜4本持っていきます。また、Gitzoのトラベラー三脚を持っていくこともあります。
2つ目は言わずもがなボディの堅牢性の高さです。長らく報道の最前線で活躍し、Nikon Sは朝鮮戦争において冬季の戦場で唯一撮影が可能だったと言われ、ベトナム戦争でもNikon Fと操作性を揃えるためにLeica M3の代わりにS3やSPを使用するフォトジャーナリストは少なくありませんでした。また、そんな彼らへの憧れがこれらの機材を使用する1番の理由だと思っています。
気分はベトナム戦争で活躍するフォトジャーナリストです。
続いて3つ目は、これはS3再生産型もしくはSPの後期に限りますが、シャッター幕がNikon Fの登場に合わせてそれまでの布幕からチタン幕に変更されています。布幕に比べてシャッター音は大きくなっていますが耐久性に優れ、直射日光による幕焼けも防ぐことができます。これがM型ライカへのアドバンテージだと思っています(笑)
最後はブラックペイントの格好良さです。クロームメッキと違い、ブラックペイントは長年使い込んでいくうちに塗装が剥がれて真鍮地金が顔を覗かせます。それが非常に格好良く、段々と変化していく姿に愛着が湧くわけであります。
塗装剥げや改造の痕跡からおそらく報道カメラマンが使用していたと思われるSP
次回以降はカメラの詳細や撮影した写真を紹介していきたいなと思います。
それではまた。